熊野那智大社
[ 世界遺産 ]
御本殿域:国指定重要文化財
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
TEL 0735-55-0321
FAX 0735-55-0643
(24/09/03 修正・photo UP)
熊野那智大社について
田辺市の熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社とともに熊野三山の一社として、 全国約4,000社余ある熊野神社の御本社でもあり、日本第一大霊験所根本熊野三所権現として崇敬の篤い社です。
御祭神
古来当社はご祭神「熊野夫須美大神」の御神徳により「結宮(むすびのみや)」と称され、人の縁だけでなく諸々の願いを結ぶ宮として崇められました。那智御瀧は自然を尊び延命息災を祈る人が多く、また八咫烏の縁起によりお導きの神として交通・海上の安全の守護を祈り、さらに御神木の梛の木は無事息災をあらわすものとして崇められています。熊野の自然と共に神々の恵み深い御神徳のある神社であります。
くまのふすみのおおかみ
主 祭 神:熊野夫須美大神
社 格 等:旧官幣中社、別表神社
創 建:伝・仁徳天皇5年
本殿の様式:切妻造
(第一殿,第二殿,第三殿,
第四殿,第五殿)、
八間社流造
(第六殿)
札 所 等:神仏霊場巡拝の道第3番
(和歌山第3番)
重要文化財
建造物
熊野那智大社:8棟 平成7年(1995)12月26日指定
:第一殿(滝宮)
:第二殿(証誠殿)
:第三殿(中御前)
:第四殿(西御前)
:第五殿(若宮)
:第六殿(八社殿)
:御県彦社
:鈴門及び瑞垣
国指定史跡
熊野三山
熊野那智大社境内および隣接する青岸渡寺境内は史跡「熊野三山」の一部である
国指定名勝
那智大滝
国指定天然記念物
那智原始林(社有林)
参拝について
御本殿
玉垣内には礼殿から見て、正面に五殿、左側に一殿が造営されています。
正面五殿には各一柱、左の一殿を八社殿と称し、八柱の神々をお祀りしています。正面右から四殿目が当社の主祭熊野夫須美大神(イザナミノミコト)をお祀りするお社になります。
右から
第一殿 瀧宮(大己貴神)
第二殿 証誠殿(家都御子大神)
第三殿 中御前(御子速玉大神)
第四殿 西御前(熊野夫須美大神)
第五殿 若宮(天照大神)
第六殿 八社殿(天神地祗)
那智御瀧(世界遺産・国指定名勝)
那智の奥、大雲取連山から流れている流水が大瀧となっており、全山に那智48瀧と呼ばれる数の瀧があるとされ、その中でもとりわけ落差が大きいものが那智御瀧になります。
こちらの瀧は一の瀧とも称し、高さ133m、銚子口の幅13m、瀧壺の深さは10mあり、落下する水量は毎秒1トン程とも言われています。
この瀧の上流の比較的に近い場所に二の瀧・三の瀧と呼ばれる瀧があり、一の瀧から三の瀧までの3つの瀧を総称して国の名勝に指定されています。
また、下流のすぐ近くには瀧修業で有名な文覚上人(もんがくしょうにん)が、この地で修業した逸話に因んで名づけられた文覚の瀧があります。
西行法師の「身につもる詞の罪もあらはれてこころすみぬる三かさねの滝」や高浜虚子の「神にませばまことうるはし那智の滝」など、多くの人々が思いを綴った和歌などが残っています。
この付近一帯は吉野熊野国立公園特別地域に定められ、周辺の山は那智原始林として国の天然記念物に選ばれております。
熊野那智大社別宮飛瀧神社
飛瀧神社では、御瀧そのものをこの地に大己貴神が現れた御神体としてお祀りしています。
そのため、飛瀧神社には神様をお祀りする社はなく、直接、那智御瀧を拝礼しております。
飛瀧神社の歴史は非常に永く、元々那智山では飛瀧神社の場所で御瀧の神様と熊野の神々がお祀りされており、仁徳天皇5年(317)の年に熊野那智大社が造営され現在の位置に遷ったと伝わっております。
授与所横にある御滝拝所舞台入口にて受付いただくと、御瀧正面の舞台まで進むことができます。
御滝拝所舞台
那智御瀧を一番近く、真正面で拝観できる観覧舞台。
延命長寿の水とも伝えられている那智御瀧の滝つぼの水を飲むこともでき、御瀧本祈願所でお参りをすることもできます。
参入料 大人:300円
飛瀧神社社務所横より受付ができ、片道3分程度で舞台に進めます。滝つぼの水は道中にある龍の口より流れており、こちらでは御瀧の水を用いて運勢を占えるおみくじをすることもできます。
社殿案内
御朱印のご案内
また特別御朱印を授与することもあります。
駐車場のご案内
神社駐車場 30台
(神社防災道路通行料800円 必要)
神社境内付近まで車でお越しになれますので、ご年配の方やお子様連れの方にお勧めです