天台宗総本山
比叡山延暦寺
照于一隅 此則国宝
一隅を照らす。これ則ち国宝なり。
『山家学生式』伝教大師最澄 撰
〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
比叡山延暦寺 総務部
TEL.077-578-0001(代)
FAX.077-578-0678
(25/01/05 新規)
境内案内
「延暦寺」とは、比叡山の山内にある1700ヘクタールの境内地に点在する約100ほどの堂宇の総称です。延暦寺という一棟の建造物があるわけではありません。
山内を地域別に、東を「東塔(とうどう)」、西を「西塔(さいとう)」、北を「横川(よかわ)」の三つに区分しています。これを三塔と言い、それぞれに本堂があります。
日本仏教の母山
百人一首で有名な慈円は、比叡山について「世の中に山てふ山は多かれど、山とは比叡の御山(みやま)をぞいふ」と比叡山を日本一の山と崇め詠みました。
それは比叡山延暦寺が、世界の平和や平安を祈る寺院として、さらには国宝的人材育成の学問と修行の道場として、日本仏教各宗各派の祖師高僧を輩出し、日本仏教の母山と仰がれているからであります。
山 号:比叡山
宗 派:天台宗
寺 格:総本山
本 尊:薬師如来
創建年:延暦7年(788年)
開 山:最澄(伝教大師)
正式名:比叡山延暦寺
別 称:比叡山、叡山
文化財:国宝
根本中堂、金銅経箱 ほか
重要文化財(建造物)
根本中堂廻廊、
大講堂(旧東照宮本地堂)
転法輪堂(釈迦堂)ほか
このような美しい自然環境の中で、一千二百年の歴史と伝統が世界に高い評価をうけ、平成6年(1994)にはユネスコ世界文化遺産に登録されました。
延暦寺諸堂巡拝時間
東塔地区 並びに山麓 滋賀院 生源寺
通年(1月~12月)
開堂 閉堂
9時00分 16時00分
西塔・横川地区
3月~11月
開堂 閉堂
9時00分 16時00分
延暦寺諸堂巡拝料
東塔・西塔・横川共通券
個人 大人 1,000円
国宝殿(宝物館)拝観料
個人 大人 500円
巡拝券はオンラインでもご購入可能
東塔・西塔・横川「全て」を回るルート
おすすめの回り方は、東塔・西塔・横川「全て」のエリアの本堂+αを楽しむルート。東塔では根本中堂を含めた5つ、西塔では釈迦堂を含めた3つ、横川では横川中堂を含めた3つをご覧になるのがおすすめです。
各エリアで見ておきたい場所=朱色
御朱印 計11
東塔(とうどう)
東塔は延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域です。
伝教大師最澄が延暦寺を開いた場所であり、総本堂根本中堂をはじめ各宗各派の宗祖を祀っている大講堂、先祖回向のお堂である阿弥陀堂など重要な堂宇が集まっています。
根本中堂・建物:国宝
廻廊:重要文化財
ご朱印:薬師如来
大講堂 ・重要文化財
ご朱印:大日如来
阿弥陀堂・鐘楼:重要文化財
ご朱印:阿弥陀如来
法華総持院東塔・
ご朱印:両界五佛
文殊楼 ・重要文化財
ご朱印:文殊菩薩
萬拝堂と一隅会館・
ご朱印:千手観音
大黒堂 ・
ご朱印:三面大黒天
正覚院不動(延暦寺会館前)・
ご朱印:正覚院不動
徒歩移動00:23
5ヶ所各20分として、02:10
西塔(さいとう)
西塔は本堂にあたる釈迦堂を中心とする区域です。
東塔から北へ1キロメートルほどのところにあり、第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれました。本堂は釈迦堂(転法輪堂)です。
釈迦堂
(転法輪堂) ・鐘楼と共に重要文化財
ご朱印:釈迦如来
浄土院 ・重要文化財
常行堂・法華堂
(にない堂) ・重要文化財/内部非公開
瑠璃堂 ・重要文化財/内部非公開
徒歩移動00:26
3カ所各20分として、01:40
横川(よかわ)
横川は本堂にあたる横川中堂を中心とする区域です。
西塔から北へ4キロメートルほどのところにあり、第3世天台座主慈覚大師円仁によって開かれました。本堂は、遣唐使船をモデルとした舞台造りの横川中堂です。
横川中堂 ・聖観音菩薩:重要文化財
鐘 楼 :重要文化財
ご 朱 印:聖観音
四季講堂
(元三大師堂)・重要文化財
ご 朱 印:元三大師
恵心堂 ・内部非公開
徒歩移動00:40
3カ所各20分として、01:40
所要時間は3~6時間が目安
混雑具合にもよりますが、3~6時間ほどあれば、全てのエリアを回ることが可能です。各エリアの主要建造物をご覧いただく場合、東塔1時間・西塔50分・横川50分・+移動時間が目安。境内でお食事をとられる場合はお食事に1時間前後かかりますので、合計3~6時間ほどの観光になります。